
出張先のホテルで、ベッド脇のコンセントが1口しかなかったことはありませんか?
ノートPC、iPad、スマホ。全部を1台の充電器にまとめて挿したのに、出力が分散してなかなか充電が進まない。出張先でのこの「同時充電の遅さ」は、私自身がずっと抱えてきた悩みです。
私は以前からCIOの充電器を愛用していて、仕事や出張で毎日のように使っています。ポートが多くて小さい、本当に良い充電器です。ただ、65Wクラスの充電器でノートPC+iPad+スマホを同時に充電すると、どうしても低速充電になる。ここだけは、ずっとモヤっとしていたところでした。
そこで気になっていたのが、今回の主役「CIO NovaPort TRIOⅡ 140W 3C」です。USB-C×3で、単ポート最大140W、3台同時でも合計最大127W。数字だけ見ると、65W級で感じていた不満にそのまま答えてくれそうな充電器です。
今回、株式会社CIOさんから製品をご提供いただきました。私はもともとNovaPort QUADⅡ(100W/65W)やSMARTCOBY TRIO 20000mAh 35Wを自分で買い、仕事や出張で日常的に使っているCIOユーザーです。その目線で、良いところも気になるところも、実際に触って感じたままお伝えします。
今回はNovaPort TRIOⅡの開封レビューです。パッケージ・同梱物・本体の外観と、公式の電力配分表の読み解きまでをお届けし、USBチェッカーでの実測や旧モデルとの比較は、使い込んだうえでこの記事に追記していきます。
この記事で解決できる悩み
- 65W級の充電器で、ノートPC+iPad+スマホを同時に充電すると遅くなる理由を知りたい
- NovaPort TRIOⅡ 140Wなら、3台同時でもノートPCにどれくらいの電力が回るのか知りたい
- 姉妹機のNovaPort DUOⅡ 120Wとどちらを選べばいいか、大きさ・重さを含めて比べたい
- 出張・自宅デスク・車中泊/キャンプで、充電器を1台に集約できるか判断したい
【結論】NovaPort TRIOⅡは「3台目をつないでもノートPCを待たせにくい」充電器
先に結論です。
NovaPort TRIOⅡ 140Wは、ノートPC+タブレット+スマホの3台を1台でまかないたい人のための充電器です。公式の電力配分では、3台同時でも「67W+30W+30W」または「45W+45W+30W」。同じCIOの67W・3ポート機が3台同時で「20W+20W+20W」または「30W+20W+10W」なのと比べると、ノートPCに回せる枠がまるで違います。
| 判断のポイント | NovaPort TRIOⅡ 140W | NovaPort DUOⅡ 120W |
|---|---|---|
| こんな人向け | 3台同時に充電したい/140W対応PCを使う | ノートPC+スマホの2台が中心 |
| ポート | USB-C×3 | USB-C×2 |
| 単ポート最大 | 140W | 100W |
| 同時充電の合計最大 | 2台:134W/3台:127W | 2台:120W |
| サイズ(公称) | 約65×58×32mm | 約61×50×32mm |
| 重量(公称) | 約235g | 約204g |
| Amazon価格 | 12,980円 | 9,980円 |
※価格は2026年10月4日時点・Amazon・税込。仕様は箱裏の表記とCIO公式ページより。

「ノートPCとスマホの2台で足りる」ならDUOⅡ、「iPadも一緒に」「家族の端末もまとめて」ならTRIOⅡ。私の結論は、このシンプルな線引きです。
Amazonプライム感謝祭は10月16日(金)から。先行セールは10月13日(火)スタート
Amazonプライム感謝祭は、先行セールが2026年10月13日(火)から、本番が10月16日(金)0時〜10月19日(月)23時59分です。CIOの充電器・モバイルバッテリー・ケーブルも、Amazonの「プライム感謝祭」カテゴリに数多く並んでいます(2026年10月4日時点)。TRIOⅡはケーブルが付属しないので、買うなら240W対応のケーブルも同じタイミングで揃えてしまうのがおすすめです。65Wクラスの充電器で「同時充電が遅い」とモヤっとしている方には、乗り換えのいいきっかけになると思います。
✓ ポイントアップキャンペーン同時開催(参加条件はイベントページで) ✓ 対象商品・価格は期間中に変わります
NovaPort TRIOⅡ 140W 3Cの概要とスペック
まずは基本スペックです。数値は箱裏の仕様表(実物)を正とし、CIO公式ページの記載と一致していることを確認しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | NovaPort TRIOⅡ 140W 3C |
| 型番 | CIO-G140W3C-N2(ブラックは -BK) |
| ポート | USB-C×3 |
| 単ポート出力 | 5V/9V/12V/15V 各3A、20V 5A、28V 5A(最大140W)、PPS 5-11V 5A |
| 2ポート同時 | 100W+30W または 67W+67W(合計最大134W) |
| 3ポート同時 | 67W+30W+30W または 45W+45W+30W(合計最大127W) |
| 対応規格 | USB PD3.1(EPR)/PD3.0/PPS |
| 入力 | 100-240VAC 50-60Hz 2.0A |
| サイズ | 約65×58×32mm |
| 重量 | 約235g |
| 付属品 | 本体、説明書(日本語・英語) |
| 保証 | 1年(CIOの会員登録+延長保証登録で1年延長=最長2年) |
| カラー | ブラック/ホワイト |
公式の商品ページはこちら(CIO公式:NovaPort TRIOⅡ 140W 3C)です。
ポイントは3つ。全ポートがUSB-C、単ポートで140W(28V/5AのPD3.1 EPR)まで出せる、そして3台同時でも合計127Wまで出せることです。
開封レビュー:パッケージから読み解くTRIOⅡ
devicecampでは、箱の文字まで読み込むのがお約束です。パッケージには、メーカーがこの製品で何を伝えたいかが詰まっています。
箱の正面:「PC3台の充電にも対応!」

紫を基調にした箱の正面には、Max Output 140W と Total Output 134w、そして 3PORT USB-C×3 [PD/PPS 充電対応] の表記。キャッチコピーは「PC3台の充電にも対応!」「自宅やオフィスの強い味方」です。
左上には、虹色に光るホログラムのステッカーで「クラファンで支援達成 約1655万円(Makuakeにて)」。一般発売の前にMakuakeで先行販売され、それだけの支援を集めた製品だということが箱からも分かります。
サイズについては、単1電池と並べたイラストとともに「超小型!」「単1電池(×2)サイズ」とメーカーはうたっています。

左がDUOⅡ、右がTRIOⅡの箱です。DUOⅡのステッカーは「約805万円」。並べると、箱の横幅もTRIOⅡの方が少しだけ広いのが分かります。
箱の側面:3つの独自技術と最長2年保証

側面の一方には、CIOの独自技術が3つ並びます。
- Nova Intelligence:複数同時充電時に、デバイスにあわせて都度充電速度を自動で振り分け
- NovaEngine:GaNチップをダブルで搭載。変換効率が向上し、発熱をさらに抑制
- NovaSafety 2.0:温度を常に監視し、発熱を自動調整
この記事の主題である「3台同時」に直結するのが、1つ目のNova Intelligenceです。つないだ機器に合わせて電力を割り振ってくれる、という考え方ですね。

もう一方の側面には「傷が目立ちにくいシボ加工」と「安心の最長2年保証」。CIOのWebサイトで会員登録をすると、通常1年のメーカー保証が2年に延長されます。同梱のグレーのカードにも同じ案内とQRコードがあり、「3分で簡単登録」とのこと。届いたらすぐ済ませておくのがおすすめです。
箱の裏:電力配分表がいちばん大事

箱裏には「PD3.1 EPR対応で単ポート最大140W出力」の見出しと、製品仕様表。私がこの充電器でいちばん注目しているのが、ここに書かれたポート数ごとの電力配分です。
2ポート同時の欄には USB-(C1+C2 or C1+C3 or C2+C3) と書かれていて、3つのうちどの2つを使っても同じ配分であることが読み取れます。「このポートは高出力専用」といった区別を気にしなくていいのは、地味に効くポイントです。
箱裏のイメージ写真には、ノートPC3台に「45w・45w・30w」と振り分けたキャプションも添えられています。本文でも「小型ノートPCなら3台同時に急速充電することができる」とメーカー自身が書いているのが印象的でした。

同梱物:本体と説明書。ケーブルは付属しない

同梱物は、本体・取扱説明書・紫のごあいさつカード・延長保証のカードの4点。箱裏の付属品欄も「本体/説明書(日本語・英語)」で、USB-Cケーブルは付属しません。
紫のカードには「CIO史上最高スペックの140W充電器をアップデートする」という一文と、「単ポート最大140W出力でかつ、3台同時充電時もフレキシブルにご使用いただけるデスク周りなどの充電環境を一新すべく生まれた製品です」というメッセージ。まさに今回確かめたいことそのものです。

本体の外観と質感
ざらっとしたマットなシボ加工

本体はブラック。表面は箱の説明どおり「一眼レフカメラのボディのような」粗めのシボ加工で、ざらっとしたマットな手触りです。私が使っているQUADⅡも同じ系統の質感で、カバンの中で他のガジェットと擦れても傷が目立ちにくいのは、経験上ありがたいところ。

天面にはCIOロゴの凹み加工。主張しすぎないデザインなので、デスクに置いても、ホテルの壁に挿しても浮きません。角がほどよく丸められていて、手に持ったときに角が当たる感じもありません。
USB-C×3が一列に。ポートの奥は紫

ポートはUSB-Cが3つ、一列に並んでいます。ポートの内側はCIOらしい紫。暗いホテルの部屋や車内でも、挿し口を見つけやすい色です。
3つのポートの間隔にはほどよく余裕があり、ケーブルを3本挿してもコネクタ同士がぶつかりにくそうな配置です。私が使っている4ポートのQUADⅡは、コンパクトさと引き換えにポートの間隔が詰まっていて、ケーブルによっては干渉することがありました(以前のレビューにも書いています)。3本同時に挿す前提なら、この余裕はありがたいところです。

DUOⅡ(左・USB-C×2)と並べるとこうなります。ポートが1つ増えるぶん、TRIOⅡは本体がひと回り大きくなっています。
折りたたみ式プラグ

プラグは折りたたみ式です。使わないときはパタンと畳めるので、出張バッグにノートPCと一緒に放り込んでも、ほかの物を傷つけにくい作り。姉妹機のDUOⅡの箱裏にも「折り畳み式プラグを採用し、バッグの中やポケットに入れても、他の端末に引っかかったり、別のものを傷つける心配がありません」とあります。

DUOⅡと並べたプラグ面。どちらもプラグを畳むとフラットになります。
本体の定格ラベルも読んでみた

本体の側面には定格表示が印字されています。黒地に黒の印字で少し読みにくいのですが、拡大して読むと、箱裏の仕様表と同じ内容がきちんと書かれていました。
- 入力:100-240Vac、50-60Hz、2.0A
- 単ポート(C1/C2/C3):5V=3A/9V=3A/12V=3A/15V=3A/20V=5A/28V=5A(最大140W)、PPS 5-11V=5A
- 2ポート同時(C1+C2 or C1+C3 or C2+C3):100W+30W または 67W+67W(合計最大134W)
- 3ポート同時(C1+C2+C3):67W+30W+30W/45W+45W+30W(合計最大127W)
- 100W・67W・45W・30W 各出力時の電圧と電流の内訳
マークは、WEEE(打ち消し線のゴミ箱)、クラスⅡ(二重絶縁の二重四角)、屋内使用(家の形)、TÜV、そしてひし形のPSEマークが入っています。本体の表示と箱の仕様がきちんと一致しているのは、毎日コンセントに挿しっぱなしにするものとして安心材料です。
電力配分表を噛み砕く:なぜ65Wだと遅かったのか
ここからが、この記事でいちばん伝えたいところです。
充電器には「電力の予算」がある
USB充電器には、全ポート合計で出せる電力の上限、いわば電力の予算があります。1台だけつないでいるときは予算をまるごと使えますが、2台目・3台目をつなぐと、その予算を分け合うことになります。
この「どう分けるか」を全パターン書いたものが、公式の電力配分表です。つまり配分表を見れば、「3台つないだときにノートPCが最大何Wで充電されるか」の上限が分かります。
65W級(CIOの67W・3ポート機)の配分
比較のために、同じCIOのNovaPortⅡシリーズの67W・3ポート機(CIO-G67W3C-N2)の公式配分を見てみます。
| 使用ポート数 | 67W・3ポート機の配分(公式) | 合計 |
|---|---|---|
| 1ポート | 67W | 67W |
| 2ポート | 45W+20W/20W+45W/30W+30W | 65W |
| 3ポート | 20W+20W+20W/30W+20W+10W | 60W |
※CIO公式ページより(2026年10月4日取得)。
1台なら67Wで充電できていたノートPCも、スマホを足すと最大45W、iPadまで足すと最大30W。1台のときの半分以下です。
私の手持ちのQUADⅡ 65Wは4ポートで配分表の数字は異なりますが、総出力が65W級である以上、台数が増えるほど1台あたりの枠が小さくなる仕組みは同じです(QUADⅡの振り分けパターンは以前のNovaPort QUADⅡのレビューで紹介しています)。「同時充電すると遅い」と感じていたのは、充電器の故障でも相性でもなく、この予算の取り合いだったわけです。
TRIOⅡの配分
| 使用ポート数 | TRIOⅡの配分(公式・箱裏) | 合計 |
|---|---|---|
| 1ポート | 140W | 140W |
| 2ポート | 100W+30W/67W+67W | 最大134W |
| 3ポート | 67W+30W+30W/45W+45W+30W | 最大127W |
3台同時の「67W+30W+30W」なら、ノートPCに67W、iPadとスマホに30Wずつ。「45W+45W+30W」なら、ノートPCとiPadに45Wずつ、スマホに30W。どちらのパターンでも、65W級でiPadまでつないだときの「ノートPC最大30W」とは別物です。
ノートPC+iPad+スマホを並べてみる
同じ「3台同時」の場面で、配分の上限を並べるとこうなります。
| 3台同時のとき | ノートPCの枠 | iPadの枠 | スマホの枠 | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| 67W・3ポート機(パターン1) | 20W | 20W | 20W | 60W |
| 67W・3ポート機(パターン2) | 30W | 20W | 10W | 60W |
| TRIOⅡ(パターン1) | 67W | 30W | 30W | 127W |
| TRIOⅡ(パターン2) | 45W | 45W | 30W | 120W |
※どの機器にどの枠が割り当たるかは、分かりやすくするための一例です。
もう一つ大事なのは、ここに書いたのはあくまで枠(上限)だということ。端末は自分が受け取れる分しか電力を引き込まないので、スマホに30Wの枠があっても、スマホ側がそれより少ない電力しか受け付けなければ、その分しか流れません。逆に言えば、65W級で「枠が足りずに待たされていた」ノートPCやiPadが、TRIOⅡなら本来の速度に近づける可能性がある、ということです。
ここは実測で確かめます
公式の配分表には、3台つないだときに「67W+30W+30W」と「45W+45W+30W」のどちらになるのか、どの条件で切り替わるのかは書かれていません。つなぐ機器の要求や接続の順番で変わるのか、Nova Intelligenceがどう判断しているのかは、実機で確かめるしかありません。
充電の速さは、つなぐ機器やケーブルによっても変わります。だからこそdevicecampでは、私が普段使っているノートPC・iPad・スマホで実際に測った数字を、後日この記事に追記します。3台目をつないだ瞬間にノートPCの充電がどうなるかも、あわせて見ていきます。
NovaPort DUOⅡ 120Wとの違い:大きさ・重さ・ポート数
今回はDUOⅡ 120W 2Cも一緒にご提供いただいているので、並べて比べました。この2台で迷っている方は多いはずです。

左がDUOⅡ、右がTRIOⅡ。並べると、TRIOⅡの方がひと回り大きいのが分かります。
| 項目 | NovaPort TRIOⅡ 140W 3C | NovaPort DUOⅡ 120W 2C | 差 |
|---|---|---|---|
| ポート | USB-C×3 | USB-C×2 | TRIOⅡが1口多い |
| 単ポート最大 | 140W(PD3.1 EPR) | 100W | TRIOⅡが+40W |
| 2台同時 | 100W+30W/67W+67W(最大134W) | 90W+30W/60W+60W(最大120W) | TRIOⅡが+14W |
| 3台同時 | 67W+30W+30W/45W+45W+30W(最大127W) | ― | TRIOⅡのみ |
| サイズ(公称) | 約65×58×32mm | 約61×50×32mm | 幅+4mm・奥行+8mm・厚み同じ |
| 重量(公称) | 約235g | 約204g | TRIOⅡが+31g |
| Amazon価格 | 12,980円 | 9,980円 | TRIOⅡが+3,000円 |
※サイズ・重量は箱の表記。価格は2026年10月4日時点・Amazon・税込。

上から見ると、差は「奥行き」に出ています。公称値で8mmの差です。

厚みは公称値でどちらも32mm。横から見ると、ほぼ同じ厚さに揃っています。

重さの差は公称で31g。数字だけ見ると小さな差ですが、出張バッグに毎日入れるものなので、手持ちのキッチンスケールで実測して追記します。

どちらを選ぶべき?判断軸は3つ
1. 同時に何台つなぐか
ノートPCとスマホの2台が中心ならDUOⅡ。2台同時の「90W+30W」は、ノートPC+スマホという組み合わせにぴったりの配分です。iPadも同時に、家族の端末もまとめて、となるならTRIOⅡ。DUOⅡにはそもそも3口目がありません。
2. ノートPCが何Wを必要とするか
140W入力に対応したハイエンドノートPCを使っているなら、単ポート140WのTRIOⅡです。100Wで足りるPCなら、1台だけ充電するときの速度差は出にくいはずです(お使いのPCの対応W数は、PCメーカーの仕様でご確認ください)。
3. 持ち歩く頻度とサイズ感
毎日持ち歩くなら、奥行き8mm・重さ31gの差、そして3,000円の価格差をどう見るか。逆に「家族でキャンプや車中泊に行くときの充電の親玉」として使うなら、TRIOⅡの3口は心強いです。

DUOⅡの開封レビューはNovaPort DUOⅡ 120Wの記事にまとめています。2台で迷っている方は、あわせてご覧ください。
開封してみた第一印象
DUOⅡと並べてみると、ポート数とワット数の違いに加えて、大きさ・重さの差も選ぶうえで大事なポイントだと感じました。厚みは同じで、違うのは幅と奥行き。手持ちのQUADⅡ 65Wと比べれば当然大きいので、「毎日持ち歩く1台」にするか「ノートPCとiPadを持つ日の1台」にするかで評価が分かれそうです。
そして何より、65W級で「同時充電すると遅い」を何度も味わってきた身としては、3台同時でノートPCに67Wまたは45Wの枠があるという配分表を見ただけで、期待値がかなり上がっています。実際にどこまで速くなるのかは、この後しっかり測って追記します。
devicecamp流・TRIOⅡを活かす3つの場面
出張:ホテルのコンセント1口問題
冒頭で書いた「ベッド脇のコンセントが1口しかない」問題。TRIOⅡなら1口からノートPC・iPad・スマホの3台に給電でき、配分の枠も大きいので、「ノートPCだけなかなか充電が進まない」となりにくいはずです。
ノートPCの純正アダプターを置いていけるなら、荷物も減らせます。出張の持ち物については旅行・出張ガジェット20選でもまとめています。
自宅デスク:家族のタブレットとスマホをまとめて
我が家は妻と娘3人(中学生1人・小学生2人)の5人家族です。家族のスマホにタブレットまで加わると、夜はコンセント周りが充電器だらけになりがちです。そして自宅でも、複数のタブレットを同時に充電すると時間がかかる、というのが我が家の悩みでした。
TRIOⅡの「45W+45W+30W」という配分は、タブレット2台+スマホ1台のような使い方にも合いそうです。どの組み合わせで何Wになるかは、家族の端末で実際に試して追記します。在宅ワークのデスク環境づくりはテレワーク・在宅ワークガジェット20選も参考にしてみてください。
車中泊・キャンプ:ポータブル電源のAC出力に挿して
プラド150で家族とキャンプや車中泊に行くと、電源サイトでなければポータブル電源から充電する場面が増えます。ポータブル電源のAC出力にTRIOⅡを1台挿しておけば、ノートPC・タブレット・スマホをまとめて充電できて、テーブルの上がケーブルとアダプターだらけになりません。
ただし、ここだけは注意。TRIOⅡは最大140Wを出せる充電器なので、ポータブル電源のAC定格出力に余裕があるかを必ず確認してください。他の家電と同時に使うなら、その合計も定格内に収める必要があります。ポータブル電源にUSB-C PD出力があるならそちらから直接充電する手もあり、AC経由とどちらが効率的かは、検証編で確かめたいテーマの一つです。
車中泊の電源まわりはランクル車中泊 サブバッテリー・ガジェット12選、プライム感謝祭でポータブル電源を検討している方はプライム感謝祭2026 ポータブル電源・車中泊ガジェットもどうぞ。
ここが良い(メリット)
1. 3台同時でもノートPCに67Wまたは45Wの枠がある
この記事の主題です。65W級の3ポート機では3台同時でノートPCの枠が最大30Wだったのに対し、TRIOⅡは67Wまたは45W。「3台目をつないだらノートPCが遅くなる」問題に、配分表の段階で答えが出ています。
2. 単ポートで最大140W(PD3.1 EPR)
28V/5Aの140W出力に対応しているので、140W入力対応のハイエンドノートPCにも1台で給電できます。今は100W級のPCでも、将来の買い替えまで見据えられるのは安心材料です。
3. 全ポートUSB-Cで、どのポートに挿してもいい
箱裏の仕様表には、2ポート同時の組み合わせとして C1+C2 or C1+C3 or C2+C3 が明記されています。暗いホテルや車内で「どこが高出力ポートだっけ」と迷わなくていいのは、神です。
4. 折りたたみ式プラグとシボ加工で、持ち歩きに強い
プラグを畳めばカバンの中で他の物を傷つけにくく、本体はシボ加工で傷が目立ちにくい。毎日持ち歩く充電器として、こういう細部が効いてきます。
5. 会員登録で最長2年保証
通常1年のメーカー保証が、CIOの会員登録+延長保証登録で最長2年に。毎日酷使する充電器だからこそ、保証期間が長いのはありがたいです。
ここもう一歩(知っておけば困らない点)
1. ケーブルは付属しない。140Wを使うならケーブル選びも大事
同梱はケーブルなし。単ポート140Wの力を活かすには、ケーブル側も140W以上(PD3.1 EPR)に対応している必要があります。手持ちの60W対応ケーブルなどでは、充電器が140Wを出せてもケーブルが上限になってしまう点は知っておきたいところです。今回一緒にご提供いただいた240W対応のスパイラルケーブル(後述)のように、充電器と一緒にケーブルも揃えておくと安心です。
2. 65W級と比べると、大きく重い
公称約235gは、CIOの67W・3ポート機(公称約113g)の倍以上です。140W・3口の出力を考えれば納得の重さですが、「スマホ1台を充電できればいい」日に持ち出すにはオーバースペック。私は、身軽に出かける日は65W級、ノートPCとiPadを持つ出張や家族旅行の日はTRIOⅡ、という使い分けを考えています。
3. 3台同時ではノートPCの枠は最大67W
3台同時の配分は「67W+30W+30W」か「45W+45W+30W」。100W以上を必要とするノートPCを、他の2台と同時にフルスピードで、というのはできません。ノートPCを最優先で急いで充電したいときは、いったん他の機器を外して単ポートで挿す、という使い方が現実的です。
4. USB-Aポートはない
全ポートUSB-Cなので、USB-A端子のケーブルしか手元にない機器を充電するには、USB-Cに対応したケーブルを別に用意する必要があります。USB-Aが必要な場面が多いなら、USB-Aポートも備えたQUADⅡ 65Wのような4ポート機の方が向いています。
どれも「知っていれば困らない」レベルで、TRIOⅡを選ぶ理由を打ち消すものではない、というのが私の評価です。
一緒に使いたいCIO製品
今回提供いただいた製品の中から、TRIOⅡと組み合わせたいものを紹介します。
スパイラルシリコンケーブル(240W・1m):TRIOⅡの相棒に

TRIOⅡと真っ先に組み合わせたいのが、スパイラルシリコンケーブル クリアカラー CtoC 1mです。箱には「PD240W対応」の表記があり、TRIOⅡの単ポート140Wと組み合わせるケーブルとして選びやすい1本です。
これが、いい意味で想像と違いました。スパイラル形状なので、もっと形状記憶的で硬く、伸ばすと抵抗があるものだと思っていたのですが、実際はケーブル自体が非常に柔らかい。伸びるのに、丸めると元の形に束なってコンパクトにまとまります。

出張バッグでTRIOⅡと一緒にポーチに入れるなら、この「勝手にまとまる」性質はかなりありがたいです。Amazon価格は2,180円(2026年10月4日時点・税込)。
SMARTCOBY TRIO 35W SS:出先のバッテリーを、夜はTRIOⅡで一気に

モバイルバッテリーのSMARTCOBY TRIO 35W SSは、私が使っているSMARTCOBY TRIO 20000mAh 35Wと同じ20000mAh・3ポートのモデルで、CIOが「半固体系」と呼ぶセル(メーカーの技術定義による)を採用しています。エンボス加工の無骨な見た目も好みです。
昼は出先でスマホやiPadをバッテリーから充電し、夜はホテルでTRIOⅡにバッテリーとノートPCとスマホをまとめて挿す。この流れが組めると、出張中の充電の悩みはかなり減りそうです。モバイルバッテリー選び全般はモバイルバッテリーおすすめ2026でも比較しています。
SMARTCOBY SLIMⅡ/NovaWave Car Mount
iPhoneに貼り付けて使える薄型のワイヤレス充電バッテリーSMARTCOBY SLIMⅡ Wireless2.2 SS10K、冷却ファン内蔵の車載ワイヤレス充電器NovaWave Car Mount Built in Fanもそれぞれ記事にしています。移動中の車内まで含めて充電環境を整えたい方は、あわせてどうぞ。
手持ちのNovaPort QUADⅡとの使い分け
私が日常使いしているNovaPort QUADⅡ(65W/100W)は、CIOの4ポート機です。65WモデルはUSB-C×3+USB-A×1で、とにかくコンパクト。TRIOⅡを使い始めても、身軽に出かける日はQUADⅡ、ノートPCを含めて3台を急いで充電したい日はTRIOⅡ、という使い分けになりそうです。QUADⅡとTRIOⅡで同じ機器を充電したときの差は、検証編で並べて紹介します。
おすすめな人・おすすめしない人
おすすめな人
- ノートPC+iPad+スマホを、1台の充電器で同時に充電したい人
- 65W級の充電器で「同時充電すると遅い」と感じている人
- 140W入力に対応したノートPCを使っている、または将来使う予定の人
- 出張先のホテルや自宅で、コンセント1口から複数台を充電したい人
- 家族の端末をまとめて充電したい人、車中泊・キャンプでポータブル電源から複数台を充電したい人
おすすめしない人
- 充電するのはスマホとイヤホン程度で、ノートPCは充電しない人(65W級で十分です)
- ノートPC+スマホの2台で足りる人(DUOⅡの方が小さく、軽く、安いです)
- 少しでも軽さ・小ささを優先したい人
- USB-A端子の機器を頻繁に充電する人
今後の検証予定(追記します)
今回は開封編です。使い込んだうえで、以下を順次この記事に追記していきます。
- USBチェッカーで3台同時の実測:ノートPC+iPad+スマホをつないだときの各ポートのW数と、3台目を追加した瞬間の変化。「67W+30W+30W」と「45W+45W+30W」のどちらになるのかも確認します
- NovaPort QUADⅡ 65W/100Wとの比較:同じ機器・同じケーブルで、手持ちのQUADⅡとTRIOⅡを並べて、同時充電の速度がどれだけ変わるか
- 発熱:3台同時で一定時間充電したあとの本体の温度(室温・時間を併記して)
- 重量・寸法の実測:箱表記(約235g)との比較
- ポータブル電源のAC出力での使い勝手:車中泊・キャンプでの実使用
よくある質問
Q. NovaPort TRIOⅡにケーブルは付属しますか?
付属しません。箱裏の付属品欄は「本体/説明書(日本語・英語)」のみです。単ポート140Wを活かすなら、140W以上(PD3.1 EPR)に対応したUSB-Cケーブルを別に用意してください。
Q. 3台同時に充電すると、それぞれ何Wになりますか?
公式の配分は「67W+30W+30W」または「45W+45W+30W」で、合計最大127Wです。これは上限で、実際の値はつなぐ機器が受け取れる電力によって変わります。どちらの配分になるかは公式に明記されていないため、実測して追記します。
Q. NovaPort DUOⅡ 120Wとどちらを選べばいいですか?
ノートPC+スマホの2台が中心ならDUOⅡ、iPadも同時に充電したい・3台以上をまとめたい・140W入力対応のノートPCを使うならTRIOⅡがおすすめです。大きさは幅4mm・奥行き8mm、重さは31g(いずれも公称値)、Amazon価格は3,000円(2026年10月4日時点)の差です。
Q. 保証期間はどれくらいですか?
箱裏の表記では保証期間1年です。CIOのWebサイトで会員登録と延長保証登録をすると1年延長され、最長2年になります。購入証明書(レシートや納品書)は保管しておきましょう。
Q. ポータブル電源のAC出力につないで使えますか?
使えますが、TRIOⅡは最大140Wを出せる充電器なので、ポータブル電源のAC定格出力に余裕があるか必ず確認してください。他の家電と同時に使う場合は、その合計も定格内に収める必要があります。
まとめ
NovaPort TRIOⅡ 140W 3Cは、「3台目をつないでもノートPCを待たせにくい」ことに価値がある充電器です。
65W級で「同時充電すると遅い」と感じていた理由は、充電器の電力の予算の取り合いでした。TRIOⅡは、3台同時でもノートPCに67Wまたは45Wの枠を残せる配分になっていて、ここが65W級との決定的な違いです。
- 3台同時で合計最大127W、2台同時で最大134W、単ポートで最大140W
- 全ポートUSB-C、どのポートに挿してもOK
- DUOⅡより幅4mm・奥行き8mm大きく、31g重い(公称値)
- ケーブルは別売。140Wを使うなら対応ケーブルを
ノートPC+スマホの2台で足りるならDUOⅡ、iPadや家族の端末まで1台にまとめたいならTRIOⅡ、という選択肢があります。
価格はAmazonで12,980円(2026年10月4日時点・税込)。Amazonプライム感謝祭は先行セールが2026年10月13日(火)から、本番が10月16日(金)0時〜10月19日(月)23時59分です。セール対象かどうか・当日の価格は、Amazonの商品ページでご確認ください。
買うなら、プライム感謝祭のタイミングもチェック
先行セールが2026年10月13日(火)から、本番が10月16日(金)0時〜10月19日(月)23時59分。気になっている製品は、ほしいものリストやカートに入れておくと、当日あわてずに済みます。
✓ セール対象かどうか・価格は購入前に商品ページでご確認ください
参考になれば幸いです。
USBチェッカーでの3台同時の実測、QUADⅡとの比較、発熱など、使い込んだレビューはこの記事に追記します。





