
はじめに:ランドクルーザー(ランクル)オーナーの「夜の不安」を、少しでも軽くしたい
ランドクルーザー(ランクル)に乗っているだけで、夜がちょっと落ち着かない。
「朝、駐車場を見るのが怖い」…この感覚、オーナーなら分かるはずです。
実際、盗難統計でもランドクルーザー(※プラド含む)は上位常連で、盗難が多い時間帯も深夜〜朝に偏りがち。つまり、対策のポイントは「夜の気配を拾えるか」です。
私はランクル購入後にいかにセキュリティを高めるか、、、悩みに悩んでまず出来ることから試して見よう!と調べに調べて効果&パフォーマンスでバランスが良いソリューションをさがしました。
それが今回のレビュー対象となる、ランクルの不安を“見える化”してくれる Ringのセキュリティ3点セット
- Ring Spotlight Cam Plus, Battery(リング スポットライトカム プラス:バッテリーモデル)
- Ring ソーラーパネル
- Ring ポールマウント
を、メリット・デメリット込みで正直レビューします。
結論:この3点セットは「屋外駐車のランクル民」に刺さる
この組み合わせの強みはシンプルに3つです。
- 光る(抑止力)
- 話せる(その場で声かけ) ※スマホから会話可能
- 記録できる ※ 後から確認も可能
とくにRing Spotlight Cam Plusは、ライト・双方向音声・サイレンまで一体。
「まずは怖さを減らしたい」「でも大掛かりな工事はしたくない」人にちょうどいい“現実解”です。
私は”結束バンド”を有効活用してカーポートに設置しています。
(実は、あまりにも性能が良いので2台目も購入、2代目は雨樋(あまどい)にポールマウントで設置しました。こちらはブラックを購入し設置しています。これはまた別の記事でご紹介します)
Amazon Ring 3点セット 商品レビュー
1)Amazon Ring Spotlight Cam Plus, Battery(主役)

できること
- 1080pでライブ映像確認
- 夜でも見やすい(カラー暗視対応のモデル)
- モーション検知(エリア=ゾーン設定が可能)
- LEDスポットライト点灯(威嚇)
- 双方向音声(その場で声かけ)
- サイレン(最後のひと押し)
- バッテリー式(配線工事なしで設置しやすい)
※私はソーラーパネルとワンセットで活用しています。定期的なバッテリー充電が苦にならなければバッテリー駆動でも良いかもしれません

メリット(ランクルオーナー目線で刺さる順)
✅メリット1: “光る防犯”は想像以上に強い
車両盗難は「短時間で持っていく」が多いからこそ、ライトで“見られてる感”を出せるのは有利。
暗い駐車場ほど、ライト点灯の抑止力が効いてきます。
✅メリット2: 声が届く=その場の空気を変えられる
双方向音声で「すみません、何か御用ですか?」ができる。
家の中からでも“存在感”を出せるのが強い。これ、精神的にめちゃくちゃラクになります。
夜に部屋からも、外出先からもスマホで会話出来ちゃうところが安心すぎます。
✅メリット3: サイレンが“最後のひと押し”になる
なかなか声掛けも勇気がいますよね。
「ライト+声かけ」で引かない相手に、サイレンで畳みかけられる安心感。
“できる手札が増える”のが、防犯では大事です。
✅メリット4: バッテリー式で設置自由度が高い
屋外駐車場って、コンセントが無いことも多い。
バッテリー式は、導入のハードルを一気に下げてくれます。


デメリット(正直ポイント)
⚠デメリット1: 録画を本気で使うならサブスク検討が必要
「後から見返したい」「証拠として残したい」を突き詰めると、Ringのプラン(サブスク)を検討する流れになりやすいです。
※ライブ確認中心なら割り切れる人もいます。私は初回の1台のみサブスクが1年無料でした。結果的に2台目を購入したことをきっかけにサブスクに加入しました。他商品、サービスと比較し本当に性能もコスパもよく、オススメです。
⚠デメリット2: 通知を拾いすぎると、バッテリーも精神も削られる
設定を雑にすると「通知だらけ→慣れて見なくなる」になりがち。
後半の“失敗しない設定”で解決できます。
2)Ring ソーラーパネル


結論:これは充電ストレスを減らすための装備です。
バッテリー式カメラは便利。でも「充電が面倒」だと続かない。そこを解決するのがソーラーパネル。
メリット
✅メリット1: “管理”から解放される
「充電しなきゃ…」が減るだけで、運用が安定します。
防犯は“続いてこそ”です。
私は本体にバッテリー1つ(最大2つまで設定可能)ですが、ソーラーパネルと合わせ、2年利用で一度もバッテリー切れしてません。
✅メリット2: 日当たりを追い込める(角度調整が効く)
日当たりが確保できる環境なら、満足度はかなり高いです。
デメリット
⚠デメリット1: 日当たりが弱い場所だと期待値が下がる
カーポートの影、家の影、冬場の角度…ここは現地勝負。
日照条件が悪い場合は「補助」と割り切るのが安全です。
ここばかりは皆さんの設置条件に左右されてしまうポイントとなります。
⚠デメリット2: 外観が“1パーツ増える”
すっきり見せたい人は、設置場所の逃がし方がポイント。
我が家はカーポートの結束バンドで固定しています。はっきり言って、気になりません。利用価値の方が断然高いです。

3)Ring ポールマウント(設置自由度の神)

ランクル防犯で強い画角は、だいたい 「斜め上から見下ろす」。
でも、その位置は壁付けだと穴あけが増えたり、角度が出なかったりします。
ポールマウントを使うと、
- “見下ろし画角”が作りやすい
- 壁に穴を増やしにくい
- 設置位置の自由度が上がる
というメリットが一気に乗ります。
先に述べましたが、私は2台目(ブラック)を購入し雨樋(あまどい)に設置しています。
雨樋(あまどい)がブラックのため、ポールマウントをマットブラックのカラースプレーで塗装しました。
私の購入時はホワイトのみでしたが、今はブラックもあるようです。

メリット
✅メリット1: 置きたい場所に置ける(これが最大価値)
「カメラ付けたいのに、良い壁がない問題」を解決します。
✅メリット2: 画角が作りやすい
車両全体+近づく導線を押さえると、“狙いづらそう”が伝わります。
デメリット
⚠デメリット: ポール側の条件に左右される
材質・太さ・強度・風の影響で、固定方法に工夫が必要になる場合があります。
3点セット比較表
| 製品 | 役割 | こんな人に刺さる | メリット | デメリット |
| Ring Spotlight Cam Plus, Battery | 抑止・検知の中核 | 屋外駐車で「夜が不安」な人 | 光る/話せる/サイレン、配線不要で始めやすい | 録画活用はサブスク検討、設定次第で電池消費 |
| Ring ソーラーパネル | 運用の継続力UP | 充電が面倒で続かない人 | 充電ストレス減、運用が安定 | 日当たり次第、見た目が増える |
| Ring ポールマウント | 設置自由度UP | 壁に穴を増やしたくない人 | 見下ろし画角を作りやすい | ポール条件に注意 |
失敗しない設置・設定のコツ
コツ1:カメラは「真正面」より“斜め上から”

真正面は迫力がある反面、死角が出やすい。
車両全体+近づく導線が入る位置が正解です。
コツ2:モーションゾーンは「広く」より「賢く」 ※アプリでの撮影設定
通知が多すぎると、慣れて見なくなります。
- 車の周囲(ドア側・前後)を優先
- 公道や歩道はできるだけ外す
これで、バッテリーも精神も守れます。
コツ3:ライトは“反射”に注意
白壁に反射すると夜に眩しくなりがち。
ライトが活きる角度に微調整。
コツ4:ソーラーパネルは「影」を避ける

カーポートの梁、屋根の張り出し、樹木の影。
ここを避けるだけで運用が別物になります。
よくある質問
Q1. 録画しないと意味ない?
意味あります。
ライト点灯+声かけ+サイレンで、その場の抑止ができます。
ただ「後から見返したい」「証拠化したい」なら、プラン(サブスク)検討が現実的です。
Q2. これだけで盗難は防げる?
防犯に“絶対”はありません。
ただし、抑止・早期検知・(必要なら)証拠化の層を重ねるほど、狙われにくくなります。
今回の3点セットは、その“重ね方”がうまい構成です。
タイヤロックやハンドルロックとセットで考えるとより良いと思います。
まとめ:不安がゼロになるわけじゃない。でも「心拍数」は確実に下がる
ランクルは、オーナーの心を削るタイプのクルマです(良い意味でも、悪い意味でも・・・)。
だからこそ、防犯は気合いより 「続く仕組み」が勝ち。
- RIng Spotlight Cam Plusで 光る・話せる・鳴らせる
- Ring ソーラーパネルで 運用が続く
- Ring ポールマウントで ベストな位置に置ける
この3点セットは、ランクルオーナーの「毎晩のザワつき」を、現実的に下げてくれます。
ご参考になれば幸いです。




