
週末のキャンプに出発する朝、テント・チェア・クーラーボックス・寝具一式を荷室に積み込みながら「今回もギリギリ入った……」とホッとしたことはありませんか。
私はプラド150(TX"Lパッケージ・Matt Black Edition)を4年ほどキャンプ仕様で使ってきていますが、5人家族(妻+娘3人=中学生1人・小学生2人)で荷物を積むと、正直かなりカツカツになる場面が多いです。そろそろランクル300か250への乗り換えを検討したいけれど、ふと気になるのが「今使っているルーフキャリアやベッドキット、ポータブル電源はそのまま使えるのか」「買い替えが必要ならどこにいくらかかるのか」という装備面のモヤモヤです。
ネットで探すと「乗り換えるべきか」という車両視点の記事や、「250単体の車中泊構築」というガイドはあるのですが、「プラド150で4年間そろえてきたキャンプ装備が、乗り換え後にどう変わるのか」を装備の連続性という切り口で整理した情報にはなかなか出会えませんでした。そこでこの記事では、トヨタ公式スペックや複数メディアの実測データをもとに、「積載」「ルーフキャリア」「ベッドキット」「電源」「チャイルドシート運用」「サイドタープ」の6つの観点で、プラド150→ランクル300/250の乗り換えでキャンプ装備がどう変わるのかを整理してみました。
この記事で解決できる悩み
- ルーフキャリアやベースキャリアは、300/250にそのまま流用できるのか知りたい
- ベッドキット(車中泊マット)はサイズが変わるのか、買い替えが必要か確認したい
- ポータブル電源の置き場所・充電方式が変わるのか知りたい
- チャイルドシートを使いながらの積載量がどう変化するのか把握したい
【結論】キャンプ装備は「全とっかえ」ではない。買い替え・流用・要注意の3分類

先に結論から言うと、プラド150から300/250へ乗り換えても、キャンプ装備を一式すべて買い直す必要はありません。装備ごとに「そのまま使える」「一部だけ買い替えが必要」「注文時に注意が必要」の3パターンに分かれる、というのが今回調べてわかったことです。
| 装備 | 結論 | 理由 |
|---|---|---|
| ルーフキャリアのバー本体 | 流用できる場合が多い | バーとフット(取付脚)が分離構造のため |
| ルーフキャリアのフット | 買い替えが必要 | 車種ごとにルーフレール形状が異なるため |
| 車中泊用ベッドキット・マット | 基本的に買い替え | 荷室サイズ・ベッド下高さが車種で異なるため |
| ポータブル電源 | 方式次第で流用可 | 300はAC100V、250はDC12Vが荷室にあるという設計差があるため |
ルーフキャリアは「フットだけ買い替えればバーは再利用できる」という点が、乗り換えコストを抑える大きなポイントです。逆にベッドキットは車種ごとに寸法が違うため基本的に買い替え前提で考えたほうが安心、というのが今回の結論です。それぞれの理由を、ここから詳しく見ていきます。
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プラド150 vs ランクル300 vs ランクル250 荷室スペック比較
まず気になる荷室の広さから見ていきます。ただし注意点として、トヨタ公式PDFが開示しているのは「室内(社内測定値)長・幅・高」というキャビン全長の数値のみで、リアシート背面からバックドアまでの純粋な荷室容量(L)は公式には非開示です。以下の荷室容量はいずれも民間メディアの実測に基づく数値であり、複数媒体一致ではなく単一媒体の計測によるものなので「〜とされる」という留保付きで見てください。
| 項目 | プラド150(7人乗り) | ランクル300(7人乗り) | ランクル250(7人乗り) |
|---|---|---|---|
| 3列目使用時の荷室容量 | 約104Lとされる | 約175Lとされる | 約171Lとされる |
| 3列目格納時の荷室容量 | 約553Lとされる | 約1,000Lとされる | 数値未確認(同等クラス) |
この数字で最大のフックになるのは、3列目を残した状態(=子どもを3列目に座らせたまま7人乗車を維持する状態)での荷室容量が、約104Lから約175L・171Lへとおよそ1.6〜1.7倍に伸びるという点です。3列目を格納して積載を優先する場合も、プラド150の約553Lに対し300は約1,000Lと、単純計算でほぼ倍近い荷室が確保できる計算になります(250は同等クラスとされるものの本記事作成時点で具体的な数値は未確認でした)。
ルーフキャリアはそのまま使える?バーとフットの話
キャンプ装備の中でも「乗り換えたら丸ごと買い直しかも」と身構えがちなのがルーフキャリアですが、ここは意外と流用できる部分が多いというのが結論です。
THULE・TERZO・INNO等のベースキャリアは、車の屋根に直接固定する「フット(取付脚)」と、荷物を載せる「バー」が分離構造になっています。車を買い替えた際は、車種形状に合わせたフットだけを新型車対応品に交換すれば、バー本体は再利用できるというのが業界の基本的な作り方です。ただしTHULEとTERZOなどメーカーをまたぐ組み合わせは非対応の場合があるため、フットだけ買い替える場合も同じメーカー内でそろえるのが無難です。
ここで見落としがちなのが、ルーフレールの標準装備・オプション設定が車種によって違うという点です。2026年9月時点のトヨタ公式スペックPDFを確認したところ、次のような差がありました。
- ランクル300:ルーフレール(ブラック)はメーカーオプション(33,000円・税込)。標準装備ではありません。
- ランクル250:ルーフレールは標準装備(VXグレードで確認。フラットタイプのルーフラックを付けたい場合は逆にメーカーオプションの「ルーフレールレス」を選ぶ設計になっています)。他グレードの設定は未確認です。
- プラド150:TX"Lパッケージ・Black Editionなど特別仕様車ではルーフレール(ブラック)が無償選択可という扱いの販売店資料があります(公式トヨタページではないため参考情報扱いです)。
プラド150でルーフレール付きグレードに乗ってきた人が300へ乗り換える場合、グレードによってはルーフレールがメーカーオプション扱いになるため、注文時に選ばないと付かないという点は要注意です。うっかり非装着グレードを選んでしまうと、後述するサイドタープの設営やルーフボックスの取付に支障が出る可能性があります。250は標準装備なので、この点は乗り換え後も大きな変化が少ないと考えられます。
ルーフキャリアはフットだけ買い替えで済む場合も
バー本体を持っている場合は、車種専用のフット(取付キット)だけ買い替えれば流用できるケースがあります。※適合は年式・グレードで異なるため要確認です。
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ランクル250はルーフレールが標準装備のグレードが多いため、フットとウイングバーがセットになった車種専用キットから探すと選びやすいです。
車中泊のベッドキットはサイズが変わる。プラド150のマットは使い回せない
続いてベッドキット(車中泊用マット・すのこ)です。こちらはルーフキャリアと違い、基本的に買い替え前提で考えたほうがいい、というのが結論です。
車種専用ベッドキットの主要ブランドを横断して比較すると、次のような寸法差があります(単一メディアの計測値のため目安として見てください)。
| モデル | ブランド例 | マット長さ | マット幅 | ベッド下高さ |
|---|---|---|---|---|
| プラド150 | 工房リンクス | 1,800mm(5人)/1,820mm(7人) | 記載なし | 220mm(標準)/290mm(かさ上げ) |
| ランクル300 | 工房リンクス | 1,840mm | 記載なし | 300〜350mm(5人)、200〜300mm(7人) |
| ランクル300 | OGUshow ESベッドシステム | 1,820mm | 1,320mm | 280mm |
| ランクル250 | トイファクトリー専用ベッドキット | 1,760mm | 1,105mm | 120〜200mm |
ここで意外だったのが、マットの長さ自体は1,760〜1,840mmとどのモデルもそこまで大差ないのに対し、ベッド下の収納高さは250が最も低い(120〜200mm)という点です。プラド150(220〜290mm)や300(200〜350mm)と比べると、寝る場所の下にどれだけキャンプ道具を収納できるかという点では、「車自体は大きくなったのに、床下収納がむしろ窮屈になり得る」という逆転現象が起きる可能性があります。これは複数ブランド・複数車種のベッドキットを横断して初めて見えてくるポイントで、プラド150時代のベッドキットをそのまま持ち込むことはできないので、乗り換え時は新しいベッドキットの床下高さも忘れずに確認したほうがよさそうです。
車中泊マットは段差解消もあわせてチェック
ベッドキットを新調するタイミングで、フラット化の段差を埋めるインフレーターマットもあわせて見ておくと快適さが変わります。
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250の車中泊構築そのものをもっと詳しく知りたい人は、寝室構築や電源システム、フラット化の段差問題まで扱ったランクル250 車中泊&アウトドア完全ガイドもあわせて読んでみてください。
ポータブル電源の置き場所が変わる。300はAC100V、250はDC12Vが荷室にある
今回の調査の中でいちばん「なるほど」と思ったのが、この電源まわりの違いです。トヨタ公式スペックPDF(2026年9月12日取得)で「アクセサリーコンセント/アクセサリーソケット」の設置場所を確認したところ、300と250で荷室にある電源方式そのものが異なることがわかりました。
- ランクル300:標準装備は、アクセサリーコンセント(AC100V・100W)=ラゲージ左側1個。DC12Vのアクセサリーソケットはインストルメントパネル下部とセンターコンソールボックス後部にあり、いずれも前方席側です。つまり荷室にあるのはAC100Vコンセントのみで、ポータブル電源をラゲージで直接AC充電できますが、上限100Wのため急速充電には対応しません。
- ランクル250:標準装備は、アクセサリーソケット(DC12V・120W)=センターコンソールボックス後部・ラゲージルーム右側。荷室に直接DC12Vソケットがあるのが300との明確な違いです。一方でAC100Vコンセントの荷室設置は公式PDFに記載がなく、荷室でAC電源を使いたい場合はポータブル電源本体のインバーター機能に頼る設計と考えられます。
つまり、300はラゲージでAC100V直挿し(ただし100W上限)、250はラゲージでDC12V直挿し(120W)と、そもそもの電源の設計思想が違うということです。手持ちのポータブル電源やサブバッテリーがDC入力・AC入力どちらに対応しているかを確認してから、乗り換え後の充電計画を立てる必要があります(いずれも公式脚注に「合計120W以下の電気製品を使用」等の注意書きがあるため、定格超過には注意してください)。なお、プラド150側の同等スペックは公式ページが既に撤去されており本記事執筆時点では一次確認ができなかったため、断定は避けます。
サブバッテリーやポータブル電源を本格的に組みたい人は、ランクル300専用サブバッテリーDIY完全ガイドで配線手順まで詳しく解説しています。「結局どのガジェットを買えばいいか」を予算別に一覧で知りたい人は、ランクル車中泊 サブバッテリー&ガジェット12選もあわせて参考にしてみてください。
ポータブル電源はAC/DC対応を確認してから選ぶ
300はAC100V、250はDC12Vが荷室にあるという設計差があるため、購入前に入力方式を確認しておくと安心です。
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具体的なモデルで検討したい場合は、AC100V純正弦波出力に対応した大容量モデルが荷室での使い勝手がよいと感じています。
チャイルドシート運用はどう変わる?3列目を残す場合の積載量
「チャイルドシートを3列目に残したまま乗り換えたい」と考えている家庭もあると思いますが、ここは前提を一度整理しておく必要があります。
公式スペックPDFを確認したところ、ISOFIX固定バー・トップテザーアンカーは、300・250とも「2列目(セカンドシート)」に標準装備されており、3列目には設定がありません。つまり「3列目にチャイルドシートを設置する」という前提自体が、300・250どちらでも非対応ということになります。
実務的にこれに近い使い方は、「3列目を格納せず7人乗車のフル乗車状態を維持したまま、2列目にチャイルドシートを装着し、3列目には子どもを座らせる」というケースです。この場合の荷室容量は、先ほどの比較表の「3列目使用時の荷室容量」(プラド150 約104L・300 約175L・250 約171L)がそのまま当てはまります。3列目を子どもの着座スペースとして残しながらも、荷室は約1.6〜1.7倍に増える計算になるので、キャンプ道具を積みながら子どもを3列目に座らせたいという家庭にとっては、乗り換えのメリットを感じやすいポイントだと思います。
積載シミュレーションをもっと具体的に見たい人は、5人家族での2泊3日パターンを想定したランクル300/250 ファミキャン積載完全ガイドにルーフラック・車内レイアウトまで含めてまとめているので、あわせて確認してみてください。
カーサイドタープの張り方も変わるかもしれない
もう一つ見落としがちなのが、カーサイドタープの設営方法です。車の側面にタープを展開する場合、「サイドに装着する場合はルーフレールが必要」という取付原則が複数のアウトドアメディアで共通して紹介されています。
先ほど触れた通り、ランクル300はルーフレールがメーカーオプション(33,000円・税込)です。つまり、未装着のグレードで契約すると、プラド150時代と同じ手順でのサイドタープ設営ができなくなる可能性があります。ランクル250はルーフレールが標準装備(確認できたのはVXグレードのみ)のため、こちらは乗り換え後も大きな変化がない可能性が高いです。
ただし、ルーフレールに依存しない設営方法も市販されています。リヤゲートを開けて上から吊るす方式、ドア上部のレインモールに引っ掛けるフック式、ホイールにベルトで固定する方式などです。ルーフレール非装着グレードを選んだ場合は、こうした代替案も候補に入れておくと安心です。「ルーフレールを標準・オプションのどちらで選ぶか」は、契約時に見落としがちなチェック項目として覚えておいて損はないと思います。
結局、乗り換えでいくらかかる?装備買い替えの費用感
ここまでの内容を、乗り換え時にお金がかかる部分・かからない部分に整理すると次のようになります。
- ルーフキャリアのバー本体:流用できれば出費なし(フットのみの買い替えで済む場合が多い)
- ルーフキャリアのフット:車種専用品への買い替えが必要。ただしバー・ボックスを含めた全とっかえに比べれば出費は抑えられます
- ルーフレールをメーカーオプションで追加する場合(300):33,000円(税込・2026年9月時点のトヨタ公式スペックPDF記載額)。逆に250でルーフレールレスを選ぶと-19,800円という価格差もあり、装備の要否で選択肢が分かれます
- ベッドキット・車中泊マット:車種ごとに寸法が異なるため基本的に買い替え。ブランド・仕様によって価格帯の幅が大きいため、まずは寸法(特にベッド下の収納高さ)で候補を絞ってから価格を比較するのが失敗しにくいやり方だと感じています
- ポータブル電源・サブバッテリー:AC/DCの入力方式さえ合っていれば、既存のものをそのまま使い続けられる可能性があります
車両本体の価格差だけで乗り換えを判断すると、こうした装備の入れ替えコストが後から想定外の出費として効いてくることがあります。装備面の予算も含めて資金計画を立てておくのがおすすめです。車両そのものを乗り換えるべきかどうかの判断軸は、プラド150→ランクル250 乗り換え完全ガイドで価格差・維持費・オフロード性能まで含めて整理しているので、まだ判断がついていない人はこちらもあわせて読んでみてください。
装備の入れ替え、まずは価格感からチェック
ルーフキャリアのフットやベッドキットは、Amazonでまとめて価格帯を確認しておくと資金計画が立てやすくなります。
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FAQ
Q. プラド150のルーフキャリアはランクル300にそのまま載せられますか?
A. バー本体は流用できる場合がありますが、車の屋根に固定する「フット」は車種専用品への買い替えが必要です。THULE・TERZOなどメーカーをまたぐ組み合わせは非対応の場合があるため、同一メーカー内でフットだけ買い替えるのが基本です。
Q. ランクル250の荷室は本当にプラド150より広いのですか?
A. 民間メディアの実測によれば、3列目使用時で約104L(プラド150)→約171L(250)、3列目格納時は約553L(プラド150)→約1,000L前後(300、250は未確認)とされています。ただし公式非開示のため単一メディアの計測値である点には留意してください。
Q. ポータブル電源は300と250どちらでも同じものが使えますか?
A. 荷室にある電源方式が異なります。300はAC100Vコンセント(100W上限)、250はDC12Vソケット(120W)が荷室に標準装備されています。お使いのポータブル電源やサブバッテリーのAC/DC対応を確認してから選ぶことをおすすめします。
Q. チャイルドシートは3列目に設置できますか?
A. 300・250ともISOFIX固定バーは2列目のみの標準装備で、3列目には設定がありません。3列目を子どもの着座スペースとして残しつつ7人乗車を維持するケースが、実務上いちばん近い運用になります。
まとめ|買い替え・流用・要注意を切り分けて考える

プラド150からランクル300/250への乗り換えでキャンプ装備がどう変わるかを整理すると、次のようになります。
- ルーフキャリアのバー本体は流用できる場合が多い。フットだけ車種専用品に買い替えるのが基本
- ルーフレールは300がメーカーオプション、250が標準装備という差があり、サイドタープの設営にも影響する可能性がある
- 車中泊用ベッドキットは基本的に買い替え。特にベッド下の収納高さは250が最も低くなり得るため要確認
- ポータブル電源はAC/DCの入力方式が300と250で異なるため、既存のものが流用できるか事前に確認が必要
- チャイルドシートのISOFIXは2列目のみで、3列目を残す運用でも荷室容量は約1.6〜1.7倍に増える
私自身、プラド150で4年間そろえてきた装備を思い浮かべながら今回の情報を整理してみて、「装備を全部買い直す」という思い込みは早計だったと感じました。乗り換えを検討している人は、車両本体の価格差だけでなく、こうした装備の連続性も含めて資金計画を立ててみてください。キャンプ場選びまで含めて次のステップを考えたい人は、ランクル300/250で行くキャンプ場おすすめ15選も参考になると思います。この記事が、みなさんの乗り換え検討の一助になれば幸いです。
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